7月の京都の街角には、あちこちから祇園祭のお囃子が聞こえてきます。17日の山鉾巡行を前に、鉾たてもはじまりました。
厄除ちまき
祇園祭ではそれぞれの山鉾から厄除けのお守りとして、ちまきが授与されます。このちまきは、食べ物ではなく、1年間の厄除けとして玄関の外側にお飾りしておくものです。
起こりは、八坂神社のご祭神・素戔鳴命(すさのをのみこと)が、旅の途中に一夜の宿を請うやとき、裕福な巨旦将来(こたんしょうらい)は宿を断り、貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)はあたたかくもてなしました。素戔鳴命はそのお礼として、蘇民将来の子孫には疫病から免れさせることを約束し、その子孫の目印として茅の輪を腰につけさせたという故事によるといわれていています。
※〈美富子の絵手紙〉カテゴリでは、弊社代表黒川美富子が描いた季節の絵手紙を紹介しています。