2月2日、戦後の古代史研究の分野で数多くの業績を残し、遺跡の保存にも尽力された大阪市立大学名誉教授・直木孝次郎先生が、100歳の天寿を全うされました。
ご冥福をお祈りいたします。
直木孝次郎さんの手書き原稿
(『河音能平著作集』第1巻 月報1の原稿)
2011年から2012年にかけて『河音能平(よしやす)著作集』全5巻を刊行しました。
「月報」を挿入することになり、直木孝次郎・脇田晴子・井ケ田良二先生他が、ご執筆くださいました。
すでに原稿入稿が添付データばかりの頃、直木先生の原稿は美しい手書きで、昔ながらの紙縒(こより)り閉じで届きました。
紙縒りは、ご自分で手縒りされたものと思われます。お願いして手元にいただきました。
かつて、私どもの、河野勝行著『障害者の中世』出版記念会の席で、御祝辞を頂いたのが、初めてのお出会いでした。
先生、ありがとうございました。(文理閣代表 黒川美富子)